乳酸菌の特徴
◆商品に使用されている乳酸菌は漬物「すぐき漬け」から単離された乳酸菌です。
■腸管の機能
・腸管免疫
・腸管は「第二の脳」
・胆汁酸の腸管循環
「腸内環境を整えることは、病気の予防・健康の維持に重要」
■乳酸菌の働き
・腸内フローラの改善
・有害物質の吸着
・免疫機構を刺激→免疫力向上
乳酸菌の新知見
- 乳酸菌の摂取によりインクレチンは上昇する。
※インクレチンとは、食物摂取後の血糖上昇に応じて腸管から分泌され、インスリン分泌を促進させるように働く消化管ホルモンの総称。
- 乳酸の摂取により排泄胆汁酸量は上昇する。
高脂質スクロース(HF)食を摂取させた糖尿病モデルラットにおいて、Lactobacillus casei Zhang※の摂取により、高血糖値は改善する。
通常食 | HF食+乳酸菌 | HF食 | |
一次胆汁酸※ | 0.560.031 | 1.690.26 | 0.520.083 |
二次胆汁酸※ | 0.350.031 | 0.450.080 | 0.870.093 |
総胆汁酸※ | 0.910.044 | 2.140.27 | 1.390.15 |
糞尿の胆汁酸は、通常食、HF食だけの場合に比較して2倍濃度が高くなった。
※Lactobacillus casei Zhang(カセイ菌)
カセイ菌は口膣内、腸内に常住する善玉菌で乳酸桿菌属(ラクトバチルス)です。カセイ菌はDL乳酸とアミラーゼを作り出し、各種の物質(炭水化物)を幅広く消化する性質を持っています。DL乳酸とは、乳酸菌が糖などを食べた結果できる物質、また体内のエネルギー代謝によってできる物質で、細胞を活性化する働きがあります。
カセイ菌は乳汁やチーズの中にも多く見られる菌種です。
※一次胆汁酸:Cholic acid(胆汁酸)+ Chenodeoxycholic acid(ケノデオキシコール酸), 二次胆汁酸:Deoxycholic acid(デオキシコール酸)
総胆汁酸:一次胆汁酸+二次胆汁酸
コントロールに対して、♯高脂質スクロース食に対して有意差あり(P0.05,Dunnett test)
3.メタボや糖代謝
4.糖尿病患者に対して
5.脂質代謝異常症
6.単核細胞のサイトカイン活性
※サイトカインとは、免疫に関与する低分子(小さい分子量)の特定のタンパク質の総称のこと。免疫や炎症に関与する物質が多く、主として特定の細胞間の情報伝達を担っている。細胞の生存や正常な維持に欠かせない物質である。
以上、産生促進作用を高める乳酸菌です。
現在、市販されている乳酸菌(食物、健康食品、飲料水)の商品は200種類以上あります。